ルービックキューブの回転記号

手順は一連の回転として書き表します。各文字はキューブの面を1つ回し、持ち替えはキューブ全体を回します。以下がその全一覧です。

紙で手元に置きたい場合は 印刷用の回転記号一覧はこちら

回転

  • 各文字は 90 度の時計回りの回転を表します
  • 反時計回りには ' を付けます
  • 180度回すには 2 を付けます

' の記号はプライムと呼びます。U' はユー・プライムと読みます。

面の回転

上面 (U)
U時計回り
U'反時計回り
U2180度回転
左面 (L)
L時計回り
L'反時計回り
L2180度回転
前面 (F)
F時計回り
F'反時計回り
F2180度回転
下面 (D)
D時計回り
D'反時計回り
D2180度回転
右面 (R)
R時計回り
R'反時計回り
R2180度回転
背面 (B)
B時計回り
B'反時計回り
B2180度回転

ワイドターン

小文字は、外側の面とそのすぐ隣の層を、2層まとめて回します。w を付けて書かれることもあります (Rw, Lw, Uw, Dw, Fw, Bw)。

ワイド右面 (r)
r時計回り
r'反時計回り
r2180度回転
ワイド左面 (l)
l時計回り
l'反時計回り
l2180度回転
ワイド上面 (u)
u時計回り
u'反時計回り
u2180度回転
ワイド下面 (d)
d時計回り
d'反時計回り
d2180度回転
ワイド前面 (f)
f時計回り
f'反時計回り
f2180度回転
ワイド背面 (b)
b時計回り
b'反時計回り
b2180度回転

スライス

スライスは、向かい合う2つの面のあいだにある真ん中の層だけを回し、両側の外側の面は動かしません。どのスライスも、あいだに挟まれた面の一方の向きに従います。

ミドル (M)
ML と同じ向き
M'R と同じ向き
M2180度回転
エクエーター (E)
ED と同じ向き
E'U と同じ向き
E2180度回転
スタンディング (S)
SF と同じ向き
S'B と同じ向き
S2180度回転

持ち替え

どの面も回さずに、キューブ全体を回します。

x(R 軸)
xR と同じ
x'R' と同じ
x2180度の持ち替え
y(U 軸)
yU と同じ
y'U' と同じ
y2180度の持ち替え
z(F 軸)
zF と同じ
z'F' と同じ
z2180度の持ち替え

手順

手順とは?

  • こうした回転を順番に並べたもので、たとえば R U R' U'.
  • いくつか覚えるだけで、キューブを揃えられます。

トリガー:手順を組み立てる部品

短い並びのいくつかは、どの手順セットにも何度も出てきます。手はそれぞれをひとつの動きとして覚えます。それがトリガーです。たいていの手順はそれが3つか4つ並んだもので、枠で囲まれ系統ごとに色分けされているので、文字より先に形を読み取れます。 どのトリガーにも属さない手は、枠に入りません。

R U R' U R U2 R'

スーン。手順まるごとがひとつのトリガーになっている例です。もっと長い手順の中にも出てきます。

R U R' U'R' F R F'

ライティーからそのままスレッジハンマーへ。トリガー2つ、8手、余りはありません。

R U R' UR' F R F'R U2 R'

同じスレッジハンマーを、今度はスーンの真ん中に入れた形です。トリガーの中にトリガーが入ると、枠も入れ子になります。

FRU'R'U'RUR'F'R U R' U'R' F R F'

Yパームは枠3つ分の長さです。最後の8手は上のライティーとスレッジハンマーなので、大半はすでに手が覚えています。

変化形

トリガーには、ミラー・逆回し・ワイドの形があります。動きも系統も色も同じです。 こうした変化形の一部には独自の名前がついています。ライティーのミラーはレフティ、スレッジハンマーの逆回しはヘッジスラマー、スーンの逆回しはアンチスーンです。

R U R' U'ライティー
L' U' L Uレフティ
U R U' R'逆ライティー
r U R' U'ワイドライティー
R' F R F'スレッジハンマー
L F' L' F左スレッジ
F R' F' Rヘッジスラマー
r' F R F'ワイドスレッジ

コンジュゲートとコミュテーター

ほとんどの手順がこの2つの形からできています。このサイトの枠が入れ子になっているのも、この2つがあるからです。

コンジュゲートは、準備して、やりたい回転をして、準備を戻す

準備そのものは何も仕事をしません。パーツを届く位置に持ってきて、そのあと元に戻すだけです。枠が描いているのはこの準備で、仕事をする部分はその内側の深い枠に入ります。

R U R'FR U R' U'F'r'D'FrU'r'F'Dr

コミュテーターは、2つのパートを交互に入れて打ち消し合わせる

1つ目のパートをやり、2つ目をやり、1つ目を戻し、2つ目を戻します。どちらのパートも1手より長くできます。2つのパートが共有するパーツ以外は、すべて元の位置に戻ります。

R U R' U'R' F R F'L' U R U' L U R' U'

手順表では [F: R U R' U']、[R, U] と書かれることもあります。

同じ手順でも、書き方はいろいろ

違う手順でもキューブが同じ状態になることがあるので、ひとつの手順がいくつもの書き方で登場します。

l
=
x'R
M
=
x'R L'
=
r' R

その他の書き方

  • 逆を表す「i」: R' を Ri と書きます。つまり R U R' U' は R U Ri Ui になります。
  • ワイドターンを表す「w」: 2層まとめて回す動きを Rw, Lw, Uw, Dw, Fw, Bw と書く方式です。このサイトでは短い小文字の書き方 (r, l, u, d, f, b) を使いますが、どちらもまったく同じ回転を指します。
  • 角括弧: [R, U] = R U R' U', [R: U] = R U R' - 詳しくは上の コンジュゲートとコミュテーターを参照してください。
  • 標準の文字は シングマスター記号で、1980年ごろに生まれたものです。

よくある質問

回転記号のプライム(')はどんな意味ですか?
文字のあとに付くプライム(')は、その面を反時計回りに90度回すことを意味します。R は右面を時計回りに、R' は反時計回りに回します。時計回りかどうかは、常にその面を正面から見た状態で判断します。
コンジュゲートとコミュテーターの違いは何ですか?
区切り記号を見れば分かります。コンジュゲート(共役)の [A: B] は A B A' のことで、準備して、やりたい回転をして、準備を戻す、という流れです。だからコロンのうしろに来るものは1つだけです。コミュテーター(交換子)の [A, B] は A B A' B' のことで、2つが交互に登場し、カンマの左右に1つずつ置かれます。短く言えば、カンマは前後に2つ、コロンはうしろに1つです。
トリガーとは何ですか?
R U R' U' のように、手が一息で回す短い回転のかたまりのことです。手順は文字の並びとしてではなく、トリガーがいくつか並んだものとして覚えます。このサイトで手順を回転のかたまりごとに色付きの枠で囲んでいるのは、そのためです。